■伝統の火流し「来年は豊作」/黒石市大川原地区
黒石市大川原で16日夜、700年の伝統を誇る火流し(県無形民俗文化財)が行われた。火をたいた3そうの萱舟(かやぶね)を川に流し、来年の米の出来を占った。
南北朝時代、南朝方の第96代後醍醐天皇の第3皇子をかくまった信濃の豪族の子孫が落ちのび、討ち死にした一族の霊を慰めるため、川に火を焚いて流した「精霊流し」が起源とされる。
岸辺では、舟の引き手を励ますようにはやしの一団が進んだ。独特の哀調を帯びた音色とともに「ヤレヤレヤレヤー」のかけ声。火流し保存会の佐藤米一会長によると「良く燃えた。来年は豊作間違いなし」とのご託宣が下った。
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